再び、入院生活（後編）

11月9日 土曜日（再入院7日目）

プレドニゾロン点滴、本日より60ccとなる。皮疹はほぼ治まっている。

午前中に点滴を終え、昼食を病院で取った後、午後2時より外出。一度自宅に戻ってゴロゴロした後、夕方に「おやじの会」会合へ。

この日はただの飲み会ではなく、園長先生、正確には前園長先生の退任をおやじたちで祝おうという会だったのだ。それもあって、ぜひ顔を出したいところ、であった。前園長は、数十年園長を務め、この4月に息子さんに園長職を譲ったばかり。そこで、おやじの会とそのOBで、お疲れ様の会を開こうということになった。

僕は急遽参加できることになったにも関わらず、花束と記念品を調達する役を買って出たことにより、少し早く出かけてそれらを買いに行く。前園長が大のプラモ好きということで、記念品は東京都庁と浅草寺のプラモを購入。

おやじの会では久しぶりの面々にも会うことができて、楽しい時間を過ごす。自分自身も久々の参加だったので、大半は僕の病気話だったのだけど。宴は長く続いたのだが、僕は途中で退席して帰宅する。

帰宅後は家族でファミレスへ。久々の四人での食事なので、元々よくしゃべる僕はさらに通常の1.5倍くらいの量と速度でトークである。

11月10日 日曜日（再入院8日目）

自宅にて一泊し、11時頃には病院へ戻る。点滴があるので、このくらいまでには戻らなければならないのだ。この日もプレドニゾロンを60cc点滴。

なお、前日まで皮疹はほとんどなくなっていたのだが、この朝は少し赤みが戻っているような気がした。ステロイド剤を減らしたせいか、もしくは、通常は朝9時までには開始している点滴が、いつもより遅くなったせいかもしれない。

11月11日 月曜日（再入院9日目）

いつのまにか、再入院も一週間を過ぎていた。今週中には退院できるのだろうか。

昨日、少し赤みが戻っていた感じがしたが、やはり顔や腹がなんとなく赤いようだ。

朝の回診にて、K先生。

「だいぶ良くなっているけど、お腹がまだ少し赤いかな。明日からプレドニゾロンを40にして、飲み薬にしましょう。どうする？明日退院します？」

え？いきなり？ちょっと心の準備が…いや退院したいのはやまやまだけど、ちょっと心配。それを正直に話し、

「じゃあ、薬を減らした上で、あと二、三日様子を見ましょう。」

となった。ふう。このままいけば週末には退院できそうだ。ということで、この日までプレドニゾロン60ccを点滴する。

午後には皮膚科を受診した。いわく、もう治っているので、皮膚科から減薬を助言しておきます、とのことである。

11月12日 火曜日（再入院10日目）

本日よりプレドニゾロンを飲み薬に変え、40mgの服用となる。1錠5mgを8錠だ。三日間40mgを服用し、その後、30mg、20mgと減らしていくとのこと。金曜日くらいの退院で考えていていいか、と聞いたら、それで良いと思うとの返答。

11月13日 水曜日（再入院11日目）

プレドニゾロン飲み薬40mg服用。15日の金曜日から30mgに減らし、土日に退院にしましょう、とK先生。ありゃ。金曜退院じゃなかった。

11月14日 木曜日（再入院12日目）

プレドニゾロン飲み薬40mg。この日、頭にうっすらと軽い違和感を感じる。頭痛とまではいかないが、その前兆みたいな違和感だ。回診では、ステロイド剤を減らしつつ、症状はきわどいところで見ていくことになると思う、とのこと。このくらいの違和感で治まったままかどうか、これ以上痛みが強くならないか等、慎重に見ていかなければいけない。

11月15日 金曜日（再入院13日目）

プレドニゾロンを30mgに減らして服用。朝の回診にて、これで一日様子を見て、明日退院で大丈夫でしょう、とK先生。退院後も外来で様子を見ながら減薬していく、とのことである。

夕方の回診にてH先生から、副作用が出やすい状況かもしれないから、例えば下痢など、何かあればすぐに連絡してほしい、との言葉をもらう。

11月16日 土曜日（再入院14日目）

退院。

結局、今回は丸二週間の入院となったのだが、長かった。

ニ回目の入院では映画を見たり本を読んだりするモチベーションがなくなり、非常に暇を持て余した。そんな中で何度か家族、親戚や友人が見舞いに来てくれたのは、本当にとても救いだ。再入院中に始めたこのブログを書くことは、数少ない前向きな活動だった。

前回入院時に伸ばし始めた髭は、そのままキープしている。ヒゲトリマーを買ったので、再入院中、髭の手入れは数少ない楽しみ。

それから、シャワーも毎日浴びた。入院中は汗もかかないし二日に一度くらいでいいかもしれないが、僕の場合は暇過ぎることで毎日シャワーをし、そして髭の手入れをするのであった。

週明けは今度こそ、復帰だ。