腎がんなんて俺の人生に何の関係もないと思っていた

平成30年に腎がん(腎臓がん・腎細胞癌)が発覚してから、僕の治療と生活と仕事の記録

手術3ヶ月後のCT検査

手術後の病理検査で浸潤が見つかり、僕の腎がんのステージはT3aとされた。このため、手術後の定期検査も、通常なら半年後となるところ、3ヶ月後に行うことになった。3ヶ月後であれば4月に入ってから、なのだが当時、僕はと言えば仕事で4月に異動することがほぼ確実であり、またどこに異動になるかも全くわからない状況。新年度の予定も立たないため、3月の最終週に検査をすることになっていた。

3月25日月曜日、先に血液検査とCT検査だけ行い、その三日後、28日の木曜日に、2カ月振りにE先生を受診。

なお、このCT検査と受診の間のタイミングで、職場にて異動の内示があった。4月1日付異動なのに3月26日に内示ってねえ…4月での昇任はなかったが、とりあえず異動あると。隣の部署だが、仕事内容はだいぶ違う(ま、楽にはなる)。おそらく7月にまた異動がありそうなので、それまでの一時的なお仕事になりそうだ。

E先生から説明。血液検査の方は問題なし。貧血は戻っているし、クレアチニンの値も、前回と変わらず(悪くない)。ただし前回より良くなっているわけでもなく、おそらくこのまま横ばいの模様なので、やはり腎機能は落とさないよう気を付けねば。

問題はCT検査の方だ。画像を見ながらE先生が説明する。

結論から言うと、手術の跡、つまり左腎臓を全摘出しているので腎臓があった後の組織に、2センチほどの大きさで「もやもやっと」したものがある。見ると確かに、なんというか網目状?蜘蛛の巣?のような感じで、白くなっている。通常では存在しないもの、ではあるようだ。

ただし、今の段階ではなんとも言えないとのことで、ただの、摘出した後の組織の術後変化と呼ばれるようなものかもしれないし、もしかしたら再発かもしれない。いずれにせよ、今の段階でできることはない、すなわち治療をするようなレベルではないということである。

結果、もう少し様子を見ましょう、とE先生。さらに3カ月後の6月下旬に、再度CT検査を行うことになった。

なおもう一か所、肋骨に一部石灰化している部分が見られたが、これは加齢によるものでしょうとのこと。加齢...

ということで、今回も結局すっきりせず、かといって再発!というわけでもなく。まさに、もやもやしたまま帰途に着くこととなった。正直嫌な気分は拭えないのだが、かといって何かできるわけじゃない。なので、少なくとも6月下旬までは忘れるというか、考えないことにし決める。4月から職場も変わるので気分も変えて…