腎がんなんて俺の人生に何の関係もないと思っていた

平成30年に腎がん(腎臓がん・腎細胞癌)が発覚してから、僕の治療と生活と仕事の記録

手術〜①入院から手術実施まで

いよいよ手術だ。 12月には、無事に最終試験も終了し、引き継ぎも終えることができた。プライベートでは、1日に浦和レッズのシーズン最終戦(娘と参戦)、8日は僕の誕生日で北浦和「十勝平野」にて家族でジンギスカン(これは食べることができた!)、翌日9…

慢性炎症と悪液質〜手術前の体調について

ここで、手術直前の時点での、僕の体調の状況を確認しておく。 まず体重は、このとき66キロ台まで落ちていた。健康診断時は70キロほどだったが、記憶だとその前、当時ちょっと太り過ぎなのだが、9月頃には74キロほどあったはずだ。ということは、おそらく8キ…

手術方法と手術日の決定

職場との相談も終わり、改めてさいたま市立病院泌尿器科へ。 僕の担当医師はE医師。若く、まだたぶん三十代半ば?くらいに見えるが、ソフトで落ち着いて丁寧に話してくれる、良さそうな印象である。手術も彼の担当となる。 はじめに、僕の腎がんの状況だけで…

腎がん手術の、仕事への影響について

さいたま市立病院でのM先生受診から三日後、手術方法や日程等を決めるために再び泌尿器科受診することとなったので、その前に職場と相談しなければならない。 連休を挟んで五日振りに職場へ出勤し、直属の上司含め関係方々に私の病状、今後の治療予定など諸…

専門病院での受診と、ほぼ確定診断

三日間かけて腎がんを診てもらう病院を決め、三連休明けの11月26日月曜日、朝一番でN内科へ向かう。紹介先としてさいたま市立病院のM医師と告げ、紹介状の作成をお願いする。同時にN内科を通じて予約してもらい、11時に外来受診となる。 自宅からN内科は車で…

三日間で病院決め〜③病院の検討

ダークサイドに落ちかけたが、がんばるしかない。 このブログには仔細をかいつまんで記しているが、実際には三日間、そんな感じに上がったり下がったりしながら、ゴロゴロしつつ、いろいろなことを考えた。すぐに悪い未来が浮かび上がってきて、かつてはあく…

三日間で病院決め〜②腎がんの特徴と治療法

さて、三日間で病院を決めなければならなくて、必死に調べ、わかったこと。これを記しておく。 まず最初に、「腎臓がん」は正確な名称ではない。僕の病名は「腎細胞癌」というのだそうだ。略して「腎がん」ともいう。単に腎臓がんというと「腎盂癌」も含むよ…

三日間で病院決め〜①心の準備編

医師から「腎臓がんの強い疑い」を告げられた後、妻とともに自宅に戻り、これからどうするか考えた。 たぶん、時間的には昼食を食べたのだろう。どこかで食べて帰ったのか、何か買って帰ったのか、全く覚えてはいないが、食べながら、とにかくまずは病気につ…

続・精密検査、そして判明

「微熱とだるさですか…そうなると話は違ってきますね。」 N院長が言った。 「ここまで消化器系の検査をしてきた上で、その症状があるとなると…いくつか原因は考えられます。微熱とだるさがあるということは、慢性炎症を起こしていることが疑われる。それは、…

精密検査、いろいろ調べてみたけれど

職場の健康診断にて、これまで経験したことのない「貧血」という結果が出てしまった。貧血だけじゃなく、値がなんかめちゃくちゃ。 さすがに不安を感じて、すぐに地元のクリニックで精密検査を予約した。北浦和駅近くのN内科を予約。 ここは若い医師が夫婦で…

きっかけは健康診断

これから一年前に戻って、僕の腎がん発覚からを振り返っていきたいと思うが、その前に、現在の状況を書き留めておく。 現在、再発腎がん治療のための「免疫チェックポイント阻害剤」(オプジーボ+ヤーボイ)の副作用治療のため、都内T大学病院Sセンターに入…

僕の人生に「がん」なんて関係ないし興味もないと思って生きてきたら、見つかりました

約一年前、腎がんが判明しました。 きっかけは、職場で受けた健康診断です。それまで病気らしい病気もせず(多少尿酸値が高いとか腰痛とかはあるにしろ)40年以上生きてきた健康体の僕ですが、血液検査の結果であまりにもおかしな値が出たのでさすがにビビり…